小児矯正

子どもの矯正


最近の子どもたちは、柔らかいものを流し込むように食べて十分に咀嚼しないため、かむ力が伝わらず顎の発達が悪くなるケースが多く見られます。また、顎骨の幅が狭くなる上、歯が顎骨の上で場所の取り合いをし、歯並びが悪くなってしまうのです。

噛み合わせが悪くなると、顎や肩の筋肉が余分な仕事をして肩凝りや偏頭痛等を引き起こす可能性があります。よい歯並びで咀嚼することは脳にもよい影響を与えるので、歯列矯正は見栄えばかりでなく、健康にもつながるのです。

当院の矯正治療について


当院の矯正治療は単に歯並びを整えるだけではありません。噛み合わせの機能面も考慮した、包括的なアプローチを取っています。当院では、iTeroという高精度の3D光学スキャナーを使用します。この技術により、歯のデジタルデータを正確に取得し、歯列全体の状態を詳細に把握します。iTeroには噛み合わせを評価するツールも搭載されており、治療中に継続的にチェックが行えます。これにより、単に見た目だけでなく、噛み合わせの機能性も改善されるよう配慮しています。

子どもの矯正、プレオルソって何?


プレオルソは、特にお子様向けの予防的な歯列矯正装置です。柔らかいシリコン素材で作られており、取り外しが可能なマウスピースのようなものです。

お子様の成長期に使用することで、歯並びや顎の発育をサポートします。これにより、将来的な本格的な矯正治療を軽減することが期待できます。例えば、歯並びの乱れや口呼吸、舌の位置の問題などを改善するために使われます。

プレオルソの魅力は他にも

プレオルソの良いところは、柔らかい素材で作られているため、装着しても快適であることです。また、取り外しも簡単なので、食事や歯磨きの時に取り外せるのが便利です。日常生活に大きな支障をきたさない点は魅力的な点です。

お子様が自然に成長する過程で、早期に歯列の問題を矯正できるため、負担が減らすことができます。

当院では『iTero』を完備しています。


iTeroとは?

iTero

iTeroは、歯科用の3D光学スキャナーで、非常に高精度なデジタルデータを取得できる装置です。従来の歯型取りに使用されていた印象材(シリコンやアルジネート)を使わずに、口腔内をスキャンすることでデジタルデータを作成します。

iTeroの特徴

高精度な3Dスキャン

iTeroは歯の形状を正確にスキャンし、詳細な3Dモデルを作成します。これにより、患者さまの歯の状態を正確に把握でき、最適な治療計画を立てることができます。

患者の快適さ

従来の印象材を使用しないため、口の中に材料を入れる不快感や嘔吐反射を避けることができます。スキャンは短時間で完了するため、患者の負担が軽減されます。

迅速なデータ処理

スキャンデータは即座にデジタル形式で処理され、ラボや製造施設に送信されます。これにより、治療の開始や装置の製作が迅速に行われ、治療期間が短縮されます。

多用途性

iTeroはインビザライン(透明な矯正装置)の作製だけでなく、クラウン、ブリッジ、インプラントの設計にも利用できます。多様な治療に対応できるため、幅広い歯科治療に活用されています。

どうしたら健康な歯を守れるのか


iTeroとプレオルソを組み合わせることで、お子様の矯正治療が効率的に進めることが可能となります。

iTeroの高精度な3Dスキャンで得られたデジタルデータを基に、プレオルソのマウスピースをカスタマイズすることで、歯列にぴったりと合う装置を作成できます。これにより、装置のフィット感が向上し、効果的な矯正が可能となります。

子どもの歯並びが不安…


将来、歯並びが悪くならないか心配


歯がガタガタに並んでいる


受け口になっている


前歯が出ていて、出っ歯にならない不安


前歯に隙間がある


いつも口をぽかんと開けている


など

子どもの歯並びが不安…


・歯磨きがしにくいため、虫歯、特に歯周病(歯肉炎、 歯槽膿漏など)になりやすい。


・口臭の原因。

・噛み合わせが悪いため、全身の健康状態に悪い影響を与える可能性がある。


・発音しにくい音がある。


・心理的コンプレックス。

子どもの正常な顎の発育のために


子どもの乳歯列期・混合歯列期の早期に矯正治療を始めることで顎の発育を促し、歯を抜かずに正常咬合にし、子どもの正常な顎の発育へとつなげます。

乳歯のうちに不正咬合と気付き、早い時期に治療を始めれば治療も早く終わることができます。期間が短くなることで、結果的にかかる費用を安くすることに繋がります。

矯正治療も早期発見・早期治療が大切

病気は早期発見・早期治療が原則と言われますが、矯正治療にも同じことが言えます。特に、犬歯が生えてくる9歳くらいまでに治療を終えるのが理想です。特に反対咬合(受け口)は成長期になれば下顎が過成長して特徴的な顔だちになります。これは骨格の問題で、矯正治療だけでは完全な治療は不可能となりかねません。

子どもの矯正治療のタイミング


1期治療について

1期治療とは、顎の骨がまだ成長している段階で行われる治療です。この時期に適切な治療を行うことで、顎の成長を正しい方向に導き、歯が正しく並ぶためのスペースを確保します。その結果、永久歯萌出時の叢生、または叢生を起こさないための抜歯などを回避できます。

玉川歯科医院では、矯正治療に目立たないインビザライン(マウスピース型矯正装置)を使用していますが、小児矯正においてもこの装置を使用します(インビザラインファースト)。


特に乳歯と永久歯が混在している6~10歳の混合歯列期のお子様が対象となります。インビザラインファーストは目立たないため、学校などでも周囲の目を気にせず装着することができます。


成長期における顎の発育を最大限に活用し、正しい歯並びと口腔機能の確立を目指す1期治療は、お子様の将来の健康な歯列形成に非常に重要な役割を果たします。玉川歯科医院では、最新の技術と専門知識を駆使し、お子様の健やかな成長をサポートする最適な治療を提供しています。

2期治療について

2期治療は、大人の矯正治療と同様の装置を用いる矯正治療で、永久歯が完全に生えそろった時期(永久歯列期)に行われます。1期治療が主に顎の骨の成長と拡大を促進するのに対し、2期治療では歯そのものを動かすことが主な目的となります。


具体的には、2期治療では永久歯の位置を適切に整え、理想的な咬合(かみ合わせ)を実現します。当院では、この治療においても目立たないインビザライン(マウスピース型矯正装置)を使用しています。インビザラインは透明で目立たないため、治療中でも日常生活に支障をきたすことなく、快適に矯正を進めることができます。


2期治療は、歯の移動を精密にコントロールし、機能的かつ美しい歯並びを達成するために重要な段階です。玉川歯科医院では、最新の技術と豊富な経験を活かし、患者様一人ひとりに最適な治療計画を提供しています。永久歯が生えそろった後でも、しっかりとしたサポートと高度な技術で理想の歯並びを実現するための治療を行っています。

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