医療法人社団玉川歯科医院

インプラントと予防の関係について

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インプラントと予防の関係について

インプラントと予防の関係について

2025/07/24

歯科における「予防」と聞くと、多くの方が虫歯予防や歯周病予防を思い浮かべます。
では、その歯周病とはどのような病気なのでしょうか。
患者様に「歯周病はどんな病気ですか?」と伺っても、はっきりと答えられる方は実は多くありません。
しかし、それは決して不思議なことではありません。実はこの“歯周病の認識不足”が、これからお話しするインプラントとも深く関係しているのです。

まず、歯の構造について考えてみましょう。
私たちの口の中で見えている歯の部分は、歯全体のわずか3分の1ほどしかありません。残りの3分の2は、見えない部分で何かに支えられています。
「何に支えられていると思いますか?」と質問すると、多くの方が“歯ぐき(歯肉)”と答えます。
しかし、正解は ””骨””です。

ブリッジ

体の中心には固い骨があり、全身を支える重要な役割を担っています。
しかし、私たちは骨を直接見る機会がないため、その大切さをつい忘れがちです。

では、ここで最初の話に戻ります。
「歯周病とはどんな病気か」について、少しイメージがわいてきたでしょうか。
おそらく、まだ明確には分からないという方が多いと思います。

歯周病とは、””歯の周囲にある骨が徐々になくなっていく病気””です。
例えるなら、地面に生えている木のまわりの土がなくなっていくと、木は支えを失い倒れてしまいます。歯も同じで、支えとなる骨が減ると、最終的には歯が抜けてしまいます。

歯を支える骨がなくなる原因は主に2つです。
1つ目は、歯の周囲に歯石や汚れがたまり、その炎症が長期間続くことで骨が溶けてしまう場合。
2つ目は、噛みしめや歯ぎしりなど ””過剰な力が長くかかり続ける場合””です。

歯を1本失った際に一般的に行われる治療として、ブリッジや義歯があります。
しかし、これらは欠損部分を補う代わりに、””隣の歯に大きな負担をかける構造””になっています。
つまり、歯の頭(歯冠部分)は補っても、根(歯根)の代わりは作らない治療のため、残っている歯に過度な力がかかり、寿命を短くしてしまうことがあるのです。

そのため、””天然の歯と同じように“根”を持つインプラントは、周囲の歯に負担をかけません。””
結果として、残っている歯の寿命を延ばすことにつながり、インプラント治療には“予防的効果”があると言えます。

さらにインプラントは、””失った歯の機能を補うだけでなく、周囲の歯を助け、口全体の咀嚼バランスと咀嚼効率を高める””メリットがあります。

インプラントの耐用年数については、””30年以上問題なく機能している症例””も多く報告されています。
適切なメンテナンスと口腔内環境を一定水準以上に維持できれば、インプラントは膝関節や股関節の人工関節と同様に、””一生ものとして使い続けることも十分可能””と考えられています。

インプラント

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